「休め」と言われがちなケガの現場で、あえて“動きながら治す”。
北見市「かき整骨院」院長・柿崎憲一(かきざき・けんいち)さんは、アスリートの「今、動きたい」に寄り添う独自の施術で競技復帰を後押しします。原点、一般療法との違い、試合直前の対応、そしてパフォーマンス向上まで──お話を伺いました。

中学生の頃、野球部で故障が続き、思うように動けない時期がありました。練習は休めない。治療に通っても言われるのは「休んで」。
だからこそ「動きながらでも治せるように」なりたい──やりたくてもやれない人の力になりたい。その体験が今の方針に直結しています。
「患者さんを治しながら、実は同時に昔の自分も少しずつ癒やしている気がしているかも」と柿崎さんは説明します。
当時のもどかしさが、いまは“動ける状態を最短でつくる”という形になって現場に息づいています。

電気やマッサージより先に重視するのは診断力(見立て)です。
「なぜその痛みが出たのか」「どんな順番で崩れているのか」を突き止める。症状だけを追うと通院は長引くことが多いと説明します。本当の原因は別の場所にあることが多いからです。
実例をいくつか聞いてみると、肘の痛みの原因が“奥歯の虫歯”に行き着いたケースも。原因を正しく見立てができれば、改善までが早い。
「痛いところをいじれば安心はします。でも、原因じゃない場所なら長引くだけ。遠回りに見えて近道ってこと、競技の世界ではよくあります」と柿崎さん。
痛い箇所だけを追いかけない──見立ての精度の高さが「かき整骨院」の大きな違いです。

担当が多いのは陸上、次にバスケットボールや野球。合宿や大会にも帯同し、現場でコンディションを整えます。
「試合が近いのですが受けられますか?」という相談には、むしろ来てくださいと答えます。直前の微調整は結果に直結します。
合宿では、前日まで走れなかった選手が翌日“別人の走り”になることも。監督が驚くほど動きが変わるケースを、現場で何度も見てきました。
「“休むこと”が最適解の時も、もちろんあります。でも多くは、動ける範囲を見極めながら上げていくほうが、メンタルも含めて再現性の高い復帰になります」と柿崎さん。

最近は「直すのは当たり前」になりつつあり、次の段階として体の使い方やフォームに踏み込んだサポートを強化しています。動画を持参してもらい、コンディショニングと並行して動きを一緒に確認します。
「怪我だけではなく、コンディションを上げるための施術が“本文”かもしれない」と柿崎さんは説明します。
痛みが取れた“ゼロ”から、パフォーマンスを高める“プラス”へ。筋力だけでなく、力の伝え方・脱力・軸を整えることで、結果に直結する変化を狙います。
競技特性や個人差に合わせ、「いま何を変えれば最短で結果が出るか」に絞ってフィードバック。過剰な課題を出さないのも、継続のコツです。
休ませるだけではなく、“動ける状態”を最短でつくる。原因を正しく捉え、短期間で競技復帰を目指す──それが「かき整骨院」のスタイルです。
痛みの改善はもちろん、フォームや体の使い方の相談(動画持参OK)にも対応。次の一歩を、最短で。

北見市「かき整骨院」院長。学生時代の故障経験を原点に、“動きながら治す”方針でアスリートの競技復帰を支援。診断力(見立て)を軸に原因へダイレクトにアプローチ。陸上・バスケ・野球など現場帯同経験多数。動画を用いたフォーム改善にも対応。
▶ 取材記事へ住所: 090-0811 北見市泉町3丁目1-17
電話番号: 0157(61)4566
営業時間: 平日
午前 8:30~11:30(完全予約制)
午後 14:30~18:30(来院順)
土曜日 午前中のみ(予約制)
定休日: 日曜・祝日
公式URL: かき整骨院ブログ
駐車場: 有り