隠れ家×本

武庫之荘北口から徒歩２～３分といった電車通りに面しているにもかかわらず、どこか隠れ家的な佇まい。一見するだけでは見逃してしまいそうな、ひっそりとした２Ｆの入り口を潜ると、お店の中には、海外のアンティーク家具、ミシン代を組み合わせたテーブル席などゲストの心をくすぐる落ち着いた空間が広がる。バランス良く配置された小物や
壁面のコントラストが、とても綺麗で”Frenchshabby”をイメージして作られている。
また、目を引くのが、店内の中央に設置された本棚。同店は「まちライブラリー」という形態をとった本の感想を分け合える本カフェだ。

みんなで創る本棚

店主の真田圭子さんの「美味しものを食べながら、飲みながら本を読めたら最高じゃないか」という考えから「まちライブラリー」という形態の図書室カフェが始まった。「まちライブラリー」とは読み終えた本にお客様がメッセージを書き共有する事。「個人の感想が表現された一手間加えられた”一冊”に魅力を感じた」「 店内に置いてある本はお客様からの貰いもの」 「みんなで本棚を創っていけたらいいなぁ」と店主。実は、オーナーさんの気取らない温ったかな人柄に惹かれるお客様も多く、オープン以来善意の寄贈本が数百冊以上に上った。私だけだと好みが偏るけどそれはそれでと面白さを感じている。

Cafe Proposオーナーの真田圭子さんの（サナダ・ケイコ）さん(C)takatoshi suzuki

人気のぷろぽのランチ

朝から夜まで、いつ訪れても美味しいひとときを過ごせるが、中でも人気が、ていねいに手作りするバランスのいいお食事メニュー。ゲストの多くが一度は注文する「ランチ」は、七分つきの栄養たっぷりのごはん、添え物などの小鉢が２品、サラダのセット。ほど良いボリューム感や味が人気。ランチタイムのピーク時間には、ご予約をしなければ座れない事もあるのでいらっしゃる前にご一報あるとまちがいないです！

お一人様席や少人数席が沢山。

お一人様でもゆっくりと居心地が良いと感じるのは、お一人用の席が多めに用意されているから。カウンター席には電気スタンドが設置してあるので、気になる本があれば手に取って読むのも良い、スマホを触るのも良い。また、店主のお気に入りだという窓側席は、丁度駅のプラットフォームが見える。「電車待ちの人」や「降りる人」に不思議と心が癒されるロケーション。ふらりとしつつ、ついつい長居したくなる一軒。是非思い思いの時間を過ごして頂きたい。

挨拶

おいしい食事と楽しいおやつ、そして本。毎日の暮らしが楽しくなるお手伝いができればいいな、との思いからカフェぷろぽは誕生しました。ゆっくり本を楽しんでまったりほっこりしていただければ幸いです。ぷろぽの本棚は皆様の共有本棚です。自由にお好きな本を読んでいただき、是非、本の感想など皆様のメッセージを書き残してください。そして、もしご賛同いただけるなら、ぷろぽの本棚にお勧めの本をメッセージをつけてご寄贈ください。きっと他のお客様がそのメッセージと共に本をより楽しんで読んでいただけ、更にまたメッセージが増えていくことでしょう。お客様同士の本を介した交流が深まり、皆様の思いの詰まった本でぷろぽの本棚がいっぱいになることを願っています。