ラケットを握ると痛む、物を持つとズキッとくる。
テニスだけでなく、日常生活の中でも起こる「テニス肘(外側上顆炎)」。
北見市の「かき整骨院」では、痛みの本当の原因を“肘以外の場所”から探り、根本的な改善を目指しています。

テニス肘には、大きく分けて2種類あります。
一つは外側上顆炎と呼ばれる「肘の外側の痛み」、もう一つは内側上顆炎と呼ばれる「肘の内側の痛み」。
同じ「テニス肘」でも、原因や施術方法はまったく異なるのです。
「同じ“肘の痛み”でも、いじる場所が変わるんです」と柿崎さん。
「筋肉の使い方や関節の負担が違うので、動きを見ながら微妙に調整します」。
痛みが出やすいのは、ラケットを振る、モップを絞る、重いものを持つなど、“握ったまま肘を使う動作”。 清掃業や調理、工場作業など、スポーツ以外の職業でも多く見られるそうです。

「テニス肘といっても、原因は肘じゃないことが多いんです」と柿崎さん。
肩甲骨の動きが悪い、あるいは巻き肩になっている人ほど、腕に過剰な負担がかかりやすくなります。
「肩甲骨の位置がズレると、力の入り方が変わって腕だけで動くようになる。
その結果、肘の外側が消耗して炎症を起こすんです」。
「最初は“肩甲骨が原因です”と言っても、患者さんはピンと来ないんですよね」と笑う柿崎さん。 「でも、説明しながら肩を動かしてもらうと、『あ、本当だ』って顔になるんです」。

一般的な治療では、痛い箇所に電気やマッサージを当てることが多いですが、 柿崎さんは「痛いところを直接いじらない」という独自のスタイルを貫きます。
「痛みの出ている部分は結果なんです。
だから“なぜそうなったか”を見極めないと、いくらやっても治らないんです」。
実際、原因を的確に見抜けば一度の施術でも大きな変化が見られることも多いといいます。
「外したときは正直に“ごめん、違った”と伝えます。でもその精度を上げるほど、次の施術が早くなるんですよ」。

「テニス肘は腕の使いすぎだけじゃない。“脳の疲労”も関係しています」と柿崎さん。
背中・腸・自律神経のバランスが崩れると、体全体が緊張しやすくなり、回復が遅れるといいます。
「忙しくて常に考えごとしている人ほど、治りにくい。
だから“脳を休ませること”を意識してもらうんです」。
その一つが睡眠環境と光刺激の調整。
「パソコン作業が多い人はブルーライトカットを使うだけで、脳への負担が変わる可能性がある」とアドバイスをいただきました。
肘の痛みの本当の原因は、腕だけではなく体全体のバランスに隠れています。
「かき整骨院」では、肩甲骨や自律神経にまで目を向け、
痛みを根本から取り除く“動ける治療”を提案しています。

北見市「かき整骨院」院長。学生時代の故障経験を原点に、 「痛いところをいじらない」独自の施術を展開。 肩甲骨の可動域や自律神経の働きに着目し、テニス肘・慢性痛・姿勢改善など幅広く対応。 “説明力と結果”で全国から信頼を集めている。
▶ 取材記事へ住所: 090-0811 北見市泉町3丁目1-17
電話番号: 0157(61)4566
営業時間: 平日
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定休日: 日曜・祝日
公式URL: かき整骨院ブログ
駐車場: 有り